商品紹介Magazine/ウェブマガジン

インテリアショップBIGJOYが提案している「家具から始まる家づくり」の考え方から理想の住まいづくりに関する情報を発信するウェブマガジンです。
インテリアコーディネート事例をはじめ、家づくりのアドバイスとりわけ「子育て」をテーマとした家具、道具の使い方、配置術などお役にたつ情報・コンテンツをご紹介していきます。

ダイニングテーブルの選び方

2016年6月30日更新

ダイニングテーブルはLDKの雰囲気に合わせて素材、色、サイズ、テイストを考え、その空間にいかに合わせるかがポイントになります。LDKに揃える他の家具、チェアとの相性のよいデザインのテーブルをどのように選べば良いかレクチャーさせていただきます。

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あなたのお部屋に合ったダイニングテーブルとは?

まず最初にしなければならないのは、ダイニングの広さを図面で確認すること。スペース的にどのぐらいの大きさのダイニングテーブルを設置すればちょうど良いのかを考える必要があります。
ダイニングスペースを確認する際に注意すべき点は、照明の位置、周辺の収納家具の開閉状況、生活する上で圧迫感はないか、など生活への導線も重要なポイントです。

実際にどれくらいのサイズのダイニングテーブルが望ましいのか、4人家族を例に考えてみます。
1人あたりのテーブル利用面積は幅60㎝×奥行40㎝ほどのスペースが一般的と考えられています。
つまり4人掛けテーブルのミニマムサイズは幅120㎝以上(幅60㎝×2人)、奥行80㎝以上(奥行40㎝×2人)となります。

6人掛けであれば幅180㎝以上(幅60㎝×3人)のダイニングテーブルが望ましく、奥行寸法はテーブルの幅が大きくなるにつれて増えていきます。

お部屋のサイズとレイアウトイメージ

ここでは幅150×奥行85㎝のダイニングテーブルを標準的な4人掛けテーブルとして、お部屋への配置についてレクチャーしていきます。
ダイニングスペースにはテーブルを設置する際に縦方向と奥行方向それぞれに人が通り抜けられるだけ(90cm程度)の通路を確保しておくことが望ましいと考えられています。
テーブルの奥行方向に95cmの通路があれば、奥行55cm程のダイニングチェアに座っていても後ろに40cm程のスペースが余り、人一人が通り抜けることが可能です。

また、縦方向に80㎝の通路があれば人が横歩きですれ違いができ、十分な余裕をもって歩くことができます(廊下の横幅はこのような考え方でおよそ80㎝あるものです)。

以上のことを踏まえテーブルの四方にスペースを取ると
縦方向310㎝(テーブルの幅150+80+80)、奥行方向245cm(テーブルの奥行85+95+95)
となります。

ダイニングスペースに幅150×奥行85㎝のテーブルを設置する際には310×275cmの空間が必要になり、片側をカウンターに付けて置く場合は230×275cmのスペースが理想的です。このような生活への導線と確保した上で、ダイニング空間にどのくらいのサイズのテーブルを置くことが可能か検証する必要があります。ミニマムなダイニングスペースとしては、250×250㎝のスペースがあれば幅150×奥行85㎝のダイニングテーブルを設置することができ、ダイニング空間が広くない場合は、テーブルの形状などでもスペースを確保することができます。

ダイニングテーブルの素材選び

テーブルの素材にはウォールナット、ナラ(オーク)、タモ、レッドオーク、ホワイトオーク、メープル、アルダー、ブラックチェリー、ビーチ、パインなどさまざま樹種がございます。
それぞれの木材そのものに色があり、天然木のありのままの色合いを生かしたコーディネートもおすすめです。

ダイニングテーブルの素材、色を決めるにあたって重要なポイントは、その空間にいかに合わせるかが重要です。
空間のベースとなる壁や床の色と、部屋の雰囲気を作っているドアなどの建具やキッチンなどの作り付け家具、カーテンなど既存の色を踏まえ、その空間と同じ色みで統一するか、違う色みで対比させるかでダイニングの雰囲気が変わってきます。どんな空間にしたいのか、その点を考慮しつつテーブルの素材や色を選んでいただければと思います。

家具店を見て回り、お気に入りのテーブルを見つけても、お部屋の雰囲気に合わないテーブルを選ぶことでせっかく設計したダイニング空間を台無しにしてしまうことがあります。
ファッションの世界であれば、コーディネートに合わない服も相性のいい洋服を見つけてコーディネートし直すことができると思いますが家具はそうはいきません。
一度購入したテーブルはたとえその空間と相性が合わなくても使わないわけにはいかないのです。

ダイニングテーブルの種類と特徴

次にダイニングテーブルの形状について選んでいきます。通常は長方形のテーブルが定番ですが、楕円形のテーブルや円形テーブル、変形テーブル、正方形のテーブルといった様々な天板の形状がございます。

ダイニングスペースに合わせて考えると半楕円形が望ましい場合もありますし、円形や正方形のテーブルが望ましい場合もあります。

たとえば狭いダイニングスペースに4人掛けテーブルを置く場合、半楕円形のテーブルは効果的で片側をカウンターに付けてしまえばもう片側に十分なスペースを確保することができます。
また、2~4人掛けに伸長する、家族構成の変化に対応できるエクステンションテーブルといった機能性重視のテーブルもございます。

脚のデザインを選ぶ

色合い、形状が決まってくれば次は天板の小口面形状や脚のデザインなどを決めていきます。
ダイニングの雰囲気を踏まえ、天板の形状、小口面形状、脚のデザインを考慮していただく必要があります。 椅子の設置がしやすい外側に開いたテーパー脚のテーブルや、重厚感がある脚が太いテーブル、2本脚で天板の端から端まで使用できる飲食店型のテーブルもおすすめです。
また、テーブルの面形状や脚のスタイルに合わせて、組み合わせるダイニングチェアを選んでいただければと思います。

シンプルな長方形の4本脚テーブルでも、天板の厚みと脚の太さのバランスでさまざまな見え方をするものです。シンプルなデザインであればあるほどディテールまでこだわると素敵なプロダクトとなります。
そんな微妙なディテールの違いをショールームではお客様にご説明させていただきます。

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